住宅・建築生産性向上
促進事業とは
住宅・建築生産性向上促進事業は、住宅建築分野における生産性向上に向けて、住宅・建築物の設計・施工・維持管理等に係る生産性向上に資する新技術・サービスの開発・実証等(以下「技術開発等」という)の取組について、優れた提案を応募した者に対して、国が当該技術開発等に要する費用の一部を補助するものです。本事業は、先導的な技術開発等の支援を通じ、追従する取り組みを誘発し、より良い技術開発等が促進される市場環境の整備を目的としています。
成果事例紹介
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令和3年度構造
高減衰ハイブリッドスチール建築システムの開発と生産システムの合理化
柱・梁部材を鉄骨造、耐震要素を薄板軽量形鋼造とするハイブリッドかつ高減衰型の建築システムを開発した。具体的には本建築システムを構成する主要構造要素の構造・耐火性能を解析・実験及びモデル建物の建設等の実務検証を経て明らかにした上で、設計・生産システムの構築と、実施設計プロセスにおいて必要となる認定及び評定を取得し、実用に供するための準備が整った。
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令和3年度構造
次世代優良住宅耐震システムの開発
耐震性能の高い木造住宅の設計について、地盤情報から設計用入力地震動を自動生成し時刻歴応答解析を行うクラウドシステムを開発することで、耐震設計の過程を合理化する。
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あわせて、このシステムで設計された住宅に専用のクラウド地震計測器を設置し、地震被災時に地震動を自動計測し、クラウド上で時刻歴応答解析を行うことでその住宅の被災時の損傷を解析し、損傷の復旧を効果的に行うシステムを開発した。 -
令和2年度新技術
木造屋根の耐久性・施工性向上のための防水・通気工法の開発
住宅建築の屋根断熱仕様における通気層工法で、防水と通気を兼ね備えた防水通気シートを開発し、屋根断熱仕様で主に採用されている面材下通気層工法(以下、既存工法という)と同じ安全な性能を有し、施工においては簡易で効率的な施工を可能とする工法を整備した。
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令和元年度構造
組立鉄筋ユニットを用いた住宅用基礎 の設計・施工指針に関する技術開発
(一社)日本住宅基礎鉄筋工業会(以下、JHR)で出版している、「推奨基礎仕様マニュアル 2010年版(べた基礎編)」および「推奨基礎マニュアル 2012 年版(布基礎編)」に基づいた設計・施工指針を作成するために、以下の事業計画を行った。
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1) JHR の設計・施工指針の内容の根本である、「推奨基礎仕様マニュアル(べた基礎編)」および「推奨基礎マニュアル (布基礎編)」を見直し、改定案を作成・・・